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イタリアのトリノで冬季オリンピックが開催されていますが、8年前は長野でしたね。
私も当時は冬の仕事として八方尾根スキー場でスノーメイク(人口降雪)や圧雪(ゲレンデ整備)の仕事をしていて、オリンピックの時は男子の滑降コースを造りました。
主に109前から国際第三ゲレンデのルッシージャンプまでを任され、コース設計者の指示で片下がりの傾斜をつけたり、さらにウエーブをつけたり普段出来ないことをイロイロ経験できて楽しかったです(子供が公園の砂場で砂遊びをしているようなイメージ)。
またコースに水を注入して(詳しく説明すると長くなるので・・・簡単に云うと水を撒いたり、コース雪面に対して垂直に氷の鉄筋が何万本も打ち込まれた状態にする)アイスバーン状態を造るということもはじめて知りました。
初めにスタートした選手と後でスタートする選手でなるべくコース状況が変わらないようにということからです。
当時私がゲレンデ整備に使っていたのは国産の圧雪車で長岡市の大原鉄工所というところで造っている(日本の南極観測隊の雪上車もここで造っている)370という、おそらく世界最大の大きい奴でした。
エンジンはコマツのディーゼルエンジンが載っていて、まさに建設機械そのものといった感じで威力がありましたね、ただ大きくて重いため新雪が沢山降ると斜面を登れず弱かったです。
一方外国製の圧雪車も何種類かあって、世界一有名なのがピステンブーリーというドイツのベンツ系列のものです。
さすがベンツ系列だけあってシートはレカロ、インテリアや操作系は宇宙船の操縦席かF1マシンかと思われるような造り、エンジンも当然ベンツのディーゼルで圧雪オペレーターはこの車に乗るのが夢、憧れなんです。
今度のオリンピックでもテレビのアナウンサーが圧雪車のことをピステンと呼でいましたが、スクーバ装置のことをアクアラングと呼ぶのと同じですね。
イタリアにも有名な圧雪車があってプリノスという名前で、トリノオリンピックもこの車が活躍しているんでしょうね。
他にアメリカではLMC(エルエムシー)という圧雪車があり、色々ユニークな構造を持っていて設計者のアイデアの豊富さを感じさせました。
いずれにしてもその土地の雪との相性があって、ヨーロッパ系の圧雪車は氷河の表面を削り取ることに主眼が置かれているので、日本のような湿度の高い重たい雪が一度にどっかり降ることがある所には相性が悪く、故障やゲレンデの仕上がりに弱点が現れることが多かったですね。
今日の北国新聞にも白山山麓のスキー場で圧雪車の故障が続出して整備の予算が無くなってしまったという記事が載っていましたが、整備工場の写真を見るとピステンとプリノスが写っていて「やっぱり日本の雪に合っていないんだなー」と感じました。
もう一つオリンピックの話題ですが、カーリング女子が今頑張っていますね。
カナダを破った時は思わず「ッシャー」と叫んで妻に「ビックリするがいね」と言われてしまいました。
昨夜もイギリス戦を見て応援していましたが最初から安心してみていられましたね、何とか決勝まで行って欲しいと思います。
このカーリングを体育館のなかで出来るように考案されたのが日本にあるんですよ。
「カローリング」と言う競技でプラスティックの円盤の底に戸車のようなローラーを3個つけて床の上を滑るようにしてあります。
ルールはカーリングとほぼ同じですがスウィープすることは無く、カールさせることは出来ません(勝手に曲がって行きますが)。
私は昨年から輪島市の体育指導員の一人に選任され、高齢者の人たちと月に何度か楽しんでいます。
カーリングの雰囲気もそこそこ味わえ、結構熱くなるときもあって面白いですよ。
オリンピックを見ていて本当のカーリングをやってみたくなりました。
アルペン男子の回転も見逃せないですね。
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